Core i9-7920X vs Core i7-14700F 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i7-14700Fが約75%リード、シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約70%リードしています。
- Core i9-7920X23,548
- Core i7-14700F41,275
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-7920XはSkylake-X世代の12コア24スレッドで、ハイエンド向けのLGA2066ソケットを使い、DDR4メモリのクアッドチャネルに対応します。TDPは140Wで、倍率ロックフリーのモデルですが、内蔵GPUはありません。Core i7-14700FはRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア12基の20コア28スレッドです。LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。TDPは65Wで、Fモデルのため内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-7920Xの23,548に対しCore i7-14700Fが41,275で、約1.8倍です。Pコアは8基と7920Xより少ないものの、Eコア12基が加わってコア数は12から20に、スレッド数は24から28に増えます。1コアあたりの性能も大きく上がっているため、動画のエンコードや3Dレンダリングだけでなく、ゲームのような1コアの速さが効く用途でも差が出ます。
ソケットがLGA2066からLGA1700に変わるため、X299のマザーボードから買い替えが必要です。DDR4対応のLGA1700マザーボードなら、手持ちのDDR4メモリを流用できる可能性がありますが、クアッドチャネルからデュアルチャネルになるため、メモリの帯域は低くなります。PCIeレーン数も少なくなるので、グラフィックボードを複数枚使う構成や、NVMe SSDを多数つなぐ構成では事前に確認してください。CPUクーラーはLGA1700対応のものが必要で、LGA2066用のクーラーはそのままでは付きません。Core i7-14700FにはCPUクーラーが付属しますが、高負荷が続く用途では、より冷却力のあるクーラーを用意すると安心です。14700Fは倍率ロックのモデルなので、オーバークロックは使えません。i9-7920XはAVX-512に対応していますが、14700Fは対応していません。どちらも内蔵GPUを持たないので、グラフィックボードは引き続き必要です。第13・14世代で報告された動作不安定化への対策として、マザーボードのBIOSは最新版に更新して使うことをおすすめします。i9-7920XはWindows 11の対応CPUではないため、OS移行の面でも更新の意味があります。
HEDT環境から、DDR4メモリを活かしつつ作業性能と1コアあたりの性能をまとめて伸ばしたい人に向いています。プラットフォームごと一新して性能をさらに優先するなら、Core Ultra 9 285Kも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-7920X | Core i7-14700F |
|---|---|---|
| 総合スコア | 23,548 | 41,275 |
| シングルスレッド | 2,504 | 4,256 |
| コア / スレッド | 12C / 24T | 20C / 28T |
| 基本クロック | 2.90 GHz | 2.10 GHz |
| TDP | 140 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA2066 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2017年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | $161.86(約26,000円) | $320.24(約51,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-7920X | Core i7-14700F | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i7-14700Fが41,275、Core i9-7920Xが23,548で、約75%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i7-14700Fが4,256、Core i9-7920Xが2,504です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-7920Xが140W、Core i7-14700Fが65Wです。Core i7-14700Fの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Core i9-7920XとCore i7-14700Fはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i7-14700Fが約75%高いスコアです(41,275 vs 23,548)。シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約70%リードしています。
Q.Core i9-7920XとCore i7-14700Fの発売時期は?
A.Core i9-7920Xは2017年頃、Core i7-14700Fは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i7-14700F(シングルスコア4,256)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。