Ryzen 7 PRO 2700 vs Ryzen 7 5800X3D 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 7 5800X3Dが約85%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 7 5800X3Dが約48%リードしています。
- Ryzen 7 PRO 270015,262
- Ryzen 7 5800X3D28,285
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 7 PRO 2700は、Zen+世代の8コア16スレッドで、AM4に対応するTDP 65WのCPUです。内蔵GPUはなく、すでにグラフィックボードを使っている構成が前提になります。法人向けのPROモデルのため、LenovoやHPなどのメーカー製PCに搭載されている例も多く見られます。Ryzen 7 5800X3Dは、同じAM4のZen 3世代で、8コア16スレッドに大容量キャッシュの3D V-Cacheを加えたモデルです。
総合スコアは15,262から28,285で約1.9倍、シングルスレッドは2,190から3,233で約1.5倍です。コア数は同じでも、世代の進歩とキャッシュの違いで、ゲームを中心に体感できる差が出やすい組み合わせです。グラフィックボードが性能を引き出せる構成なら、フレームレートの安定にも期待できます。
ソケットは同じですが、確認すべき点が多くあります。5800X3DのTDPは105Wで、PRO 2700の65Wより高いため、クーラーの冷却能力を見直してください。5800X3Dにクーラーは付属せず、倍率によるオーバークロックにも対応しません。マザーボードは、5800X3Dへの対応がメーカーのCPUサポートリストにあるか、BIOSの更新手順とあわせて確認します。
メーカー製PCのマザーボードは、BIOSの対応が限られていることも多く、その場合はPC全体の買い替えが必要になります。自作のAM4ボードで対応が確認できれば、手持ちのメモリを活かしてゲーム性能を上げられる更新として向いています。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 7 PRO 2700 | Ryzen 7 5800X3D |
|---|---|---|
| 総合スコア | 15,262 | 28,285 |
| シングルスレッド | 2,190 | 3,233 |
| コア / スレッド | 8C / 16T | 8C / 16T |
| 基本クロック | 3.20 GHz | 3.40 GHz |
| TDP | 65 W | 105 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2018年前後 | 2022年前後 |
| 参考価格 | - | $339.95(約54,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 7 PRO 2700 | Ryzen 7 5800X3D | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 7 5800X3Dが28,285、Ryzen 7 PRO 2700が15,262で、約85%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 7 5800X3Dが3,233、Ryzen 7 PRO 2700が2,190です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 7 PRO 2700が65W、Ryzen 7 5800X3Dが105Wです。Ryzen 7 PRO 2700の方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 7 PRO 2700とRyzen 7 5800X3Dはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 7 5800X3Dが約85%高いスコアです(28,285 vs 15,262)。シングルスレッド性能ではRyzen 7 5800X3Dが約48%リードしています。
Q.Ryzen 7 PRO 2700とRyzen 7 5800X3Dの発売時期は?
A.Ryzen 7 PRO 2700は2018年頃、Ryzen 7 5800X3Dは2022年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 7 5800X3D(シングルスコア3,233)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。