Ryzen 3 PRO 3200GE vs Ryzen 7 5700G 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約259%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約55%リードしています。
- Ryzen 3 PRO 3200GE6,738
- Ryzen 7 5700G24,213
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 3 PRO 3200GEはビジネス向けのPROシリーズに属するZen+世代(Picasso)のAPUで、4コア4スレッドです。ベースクロックは3.30GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。2019年の発売で、内蔵GPUはRadeon Vega 8です。末尾がGEの省電力モデルで、主にメーカー製の小型PCに搭載されています。Ryzen 7 5700GはZen 3(Cezanne)世代の8コア16スレッドのAPUで、ベースクロックは3.80GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。2021年の発売で、内蔵GPUはRadeon Graphics(Vega 8)です。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 3 PRO 3200GEの6,738に対しRyzen 7 5700Gが24,213で、約3.6倍です。4コア4スレッドから8コア16スレッドになり、コア数は2倍、スレッド数は4倍に増えます。Zen+からZen 3への進化で1コアあたりの性能も大きく上がっており、動画編集や最近のゲーム、複数の作業の並行で大きな差が出ます。内蔵GPUはどちらもVega世代のため、グラフィック性能は大きくは変わりません。
同じAM4なので、マザーボードとDDR4メモリを流用できる可能性があります。ただしRyzen 5000シリーズのAPUに対応したBIOSが必要で、A320などの300シリーズのボードでは非対応のこともあるので、マザーボードメーカーのCPUサポートリストで、対応の有無と必要なBIOSのバージョンを確認してください。更新が必要な場合は、そのバージョンのBIOS更新手順に従ってください。途中のバージョンを経由する必要があるボードや、更新後に以前のBIOSへ戻せないボードもあるため、手順は事前に確認しておきましょう。メーカー製PCでは、Ryzen 5000シリーズのAPUに対応したBIOSが提供されないこともあります。TDPは35Wから65Wに上がるため、ミニPCや省スペースPCでは、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。取り付け穴は同じAM4でも、35W向けの小型クーラーでは冷却が足りないことがあるため、5700Gに付属するクーラーを使うのが無難です。どちらも内蔵GPUを備えるので、グラボなしの構成のまま使い続けられます。どちらもPCIe 3.0までの対応です。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
AM4のマザーボードを活かして、グラフィックボードなしのまま大幅に性能を引き上げたい人に向いています。費用を抑えるなら、6コアのRyzen 5 5500GTも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 3 PRO 3200GE | Ryzen 7 5700G |
|---|---|---|
| 総合スコア | 6,738 | 24,213 |
| シングルスレッド | 2,115 | 3,282 |
| コア / スレッド | 4C / 4T | 8C / 16T |
| 基本クロック | 3.30 GHz | 3.80 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2021年前後 |
| 参考価格 | - | $196.9(約31,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 3 PRO 3200GE | Ryzen 7 5700G | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 7 5700Gが24,213、Ryzen 3 PRO 3200GEが6,738で、約259%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 7 5700Gが3,282、Ryzen 3 PRO 3200GEが2,115です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 3 PRO 3200GEが35W、Ryzen 7 5700Gが65Wです。Ryzen 3 PRO 3200GEの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Ryzen 3 PRO 3200GEとRyzen 7 5700Gはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 7 5700Gが約259%高いスコアです(24,213 vs 6,738)。シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約55%リードしています。
Q.Ryzen 3 PRO 3200GEとRyzen 7 5700Gの発売時期は?
A.Ryzen 3 PRO 3200GEは2019年頃、Ryzen 7 5700Gは2021年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 7 5700G(シングルスコア3,282)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。