Ryzen 3 PRO 3200GE vs Ryzen 5 5500GT 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 5 5500GTが約183%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 5 5500GTが約46%リードしています。
- Ryzen 3 PRO 3200GE6,738
- Ryzen 5 5500GT19,044
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 3 PRO 3200GEはビジネス向けのPROシリーズに属するZen+世代(Picasso)のAPUで、4コア4スレッドです。ベースクロックは3.30GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。2019年の発売で、内蔵GPUはRadeon Vega 8です。末尾がGEの省電力モデルで、主にメーカー製の小型PCに搭載されています。Ryzen 5 5500GTはZen 3(Cezanne)世代の6コア12スレッドのAPUで、ベースクロックは3.60GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。2024年の発売で、内蔵GPU(Radeon Graphics)を備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 3 PRO 3200GEの6,738に対しRyzen 5 5500GTが19,044で、約2.8倍です。4コア4スレッドから6コア12スレッドになり、Zen+からZen 3への進化で1コアあたりの性能も大きく上がっています。35Wから65WのCPUになるため、高負荷時の性能は大きく伸びます。内蔵GPUはどちらもVega世代のため、グラフィック性能は大きくは変わりません。
同じAM4なので、マザーボードとDDR4メモリを流用できる可能性があります。ただしRyzen 5000シリーズのAPUに対応したBIOSが必要で、A320などの300シリーズのボードでは非対応のこともあるので、マザーボードメーカーのCPUサポートリストで、対応の有無と必要なBIOSのバージョンを確認してください。更新が必要な場合は、そのバージョンのBIOS更新手順に従ってください。途中のバージョンを経由する必要があるボードや、更新後に以前のBIOSへ戻せないボードもあるため、手順は事前に確認しておきましょう。メーカー製PCでは、Ryzen 5000シリーズのAPUに対応したBIOSが提供されないこともあります。TDPは35Wから65Wに上がるため、ミニPCや省スペースPCでは、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。取り付け穴は同じAM4でも、35W向けの小型クーラーでは冷却が足りないことがあるため、5500GTに付属するクーラーを使うのが無難です。どちらも内蔵GPUを備えるので、グラボなしの構成のまま使い続けられます。どちらもPCIe 3.0までの対応です。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
通常サイズのAM4マザーボードで3200GEを使っていて、グラフィックボードなしのまま性能を引き上げたい人に向いています。小型PCの場合は、本体ごとの買い替えも含めて比較してください。さらに余裕が欲しいなら、8コアのRyzen 7 5700Gも候補です。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 3 PRO 3200GE | Ryzen 5 5500GT |
|---|---|---|
| 総合スコア | 6,738 | 19,044 |
| シングルスレッド | 2,115 | 3,078 |
| コア / スレッド | 4C / 4T | 6C / 12T |
| 基本クロック | 3.30 GHz | 3.60 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2024年前後 |
用途別の適性比較
| Ryzen 3 PRO 3200GE | Ryzen 5 5500GT | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 5 5500GTが19,044、Ryzen 3 PRO 3200GEが6,738で、約183%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 5 5500GTが3,078、Ryzen 3 PRO 3200GEが2,115です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 3 PRO 3200GEが35W、Ryzen 5 5500GTが65Wです。Ryzen 3 PRO 3200GEの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Ryzen 3 PRO 3200GEとRyzen 5 5500GTはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 5 5500GTが約183%高いスコアです(19,044 vs 6,738)。シングルスレッド性能ではRyzen 5 5500GTが約46%リードしています。
Q.Ryzen 3 PRO 3200GEとRyzen 5 5500GTの発売時期は?
A.Ryzen 3 PRO 3200GEは2019年頃、Ryzen 5 5500GTは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 5 5500GT(シングルスコア3,078)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。