Core i9-9900T vs Core i9-14900F 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i9-14900Fが約256%リード、シングルスレッド性能ではCore i9-14900Fが約84%リードしています。
- Core i9-9900T13,044
- Core i9-14900F46,424
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-9900TはCoffee Lake Refresh世代(第9世代)の8コア16スレッドで、ベースクロックは2.10GHz、LGA1151ソケット(300シリーズチップセット)とDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。2019年に発売された末尾がTの省電力モデルで、内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630です。Core i9-14900FはRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア16基の24コア32スレッドです。ベースクロックは2.00GHz、LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。2024年の発売で、TDPは65Wです。末尾がFのモデルで、内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-9900Tの13,044に対しCore i9-14900Fが46,424で、約3.6倍です。8コア16スレッドから24コア32スレッドになり、コア数は3倍、スレッド数は2倍に増えます。動画編集やエンコードなど、重い作業で待ち時間が大きく短くなります。TDPが35Wから65Wに上がるため、高負荷が続く場面ほど差が出ます。
i9-9900Tを搭載したPCは、メーカー製の小型PCや省スペースPCに使われていることが多く、マザーボードや電源、ケースが専用設計のことが多いため、部品単位での交換は難しく、PCごとの買い替えとして考えてください。自作PCや通常サイズのPCで使っている場合も、ソケットがLGA1151からLGA1700に変わるため、マザーボードが必要です。DDR4メモリを使っている場合は、DDR4対応のLGA1700マザーボードを選べば流用できる可能性があります。ただし小型PCではノートPC用のSO-DIMMメモリが使われていることが多く、その場合は通常のデスクトップ用マザーボードには挿せません。CPUクーラーはLGA1700対応のものが必要で、Core i9-14900Fは高負荷時の消費電力が大きいため、付属品の有無にかかわらず、冷却力のあるLGA1700対応のクーラーを用意すると安心です。TDPは35Wから65Wに上がるので、ミニPCや省スペースPCでは、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。高負荷時の消費電力は表記のTDPを上回るため、電源にも余裕を持たせてください。i9-9900TはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。i9-9900Tは内蔵GPUを備えるため、グラフィックボードなしでも画面を出せました。一方、Core i9-14900Fは内蔵GPUがなく、グラフィックボードが必須になります。グラフィックボードを使わない場合は、内蔵GPUを備えるCore i7-14700など、Fなしのモデルを選んでください。
グラフィックボードをすでに使っていて、35Wの省電力CPUから処理能力を大きく引き上げたい人に向いています。内蔵GPUで画面を出している場合は、グラフィックボードの費用も含めて比較するか、内蔵GPUのあるCore i7-14700も検討してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-9900T | Core i9-14900F |
|---|---|---|
| 総合スコア | 13,044 | 46,424 |
| シングルスレッド | 2,453 | 4,509 |
| コア / スレッド | 8C / 16T | 24C / 32T |
| 基本クロック | 2.10 GHz | 2.00 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA1151-2 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $549(約87,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-9900T | Core i9-14900F | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i9-14900Fが46,424、Core i9-9900Tが13,044で、約256%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i9-14900Fが4,509、Core i9-9900Tが2,453です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-9900Tが35W、Core i9-14900Fが65Wです。Core i9-9900Tの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Core i9-9900TとCore i9-14900Fはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i9-14900Fが約256%高いスコアです(46,424 vs 13,044)。シングルスレッド性能ではCore i9-14900Fが約84%リードしています。
Q.Core i9-9900TとCore i9-14900Fの発売時期は?
A.Core i9-9900Tは2019年頃、Core i9-14900Fは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i9-14900F(シングルスコア4,509)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。