Ryzen 9 3900XT vs Ryzen 9 5900XT 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 9 5900XTが約35%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 9 5900XTが約27%リードしています。
- Ryzen 9 3900XT32,458
- Ryzen 9 5900XT43,849
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 9 3900XTはZen 2世代(Matisse)の12コア24スレッドで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは105Wです。内蔵GPUはなく、CPUクーラーは付属しません。Ryzen 9 5900XTはZen 3世代(Vermeer)の16コア32スレッドで、同じくAM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは105Wです。内蔵GPUはなく、CPUクーラーは付属しません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 9 3900XTの32,458に対しRyzen 9 5900XTが43,849で、約1.4倍です。同じソケットのまま、コア数が12から16に増えるため、レンダリングやエンコードなど多数のスレッドを使う作業で効果が出ます。Zen 3は1コアあたりの性能も高く、ゲームなど軽めの処理でも底上げされます。
どちらもAM4ソケットなので、マザーボードやDDR4メモリはそのまま使えます。ただしB450やX470などの400シリーズでは、BIOSをRyzen 5000対応版に更新する必要があり、更新後は一部の古いCPUに戻せないことがあります。A320やX370の場合は対応状況を必ず確認してください。TDPは同じ105Wですが、どちらもクーラーが付属しないため、16コアを冷やせる大型の空冷か簡易水冷が必要です。3900XTはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
AM4のマザーボードを使い続けたまま、マルチスレッド性能を伸ばしたい人に向いています。コア数を増やす必要がなく、1コアあたりの性能を重視するなら、8コアのRyzen 7 5700Xも比較してください。ただし、12コアの3900XTからはコア数が減るため、マルチスレッド性能の向上を目的とする場合は注意が必要です。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 9 3900XT | Ryzen 9 5900XT |
|---|---|---|
| 総合スコア | 32,458 | 43,849 |
| シングルスレッド | 2,742 | 3,478 |
| コア / スレッド | 12C / 24T | 16C / 32T |
| 基本クロック | 3.80 GHz | 3.30 GHz |
| TDP | 105 W | 105 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2020年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $310.93(約49,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 9 3900XT | Ryzen 9 5900XT | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 9 5900XTが43,849、Ryzen 9 3900XTが32,458で、約35%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 9 5900XTが3,478、Ryzen 9 3900XTが2,742です。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 9 3900XTとRyzen 9 5900XTはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 9 5900XTが約35%高いスコアです(43,849 vs 32,458)。シングルスレッド性能ではRyzen 9 5900XTが約27%リードしています。
Q.Ryzen 9 3900XTとRyzen 9 5900XTの発売時期は?
A.Ryzen 9 3900XTは2020年頃、Ryzen 9 5900XTは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 9 5900XT(シングルスコア3,478)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。