Ryzen 5 PRO 4650GE vs Ryzen 7 5700G 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約58%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約26%リードしています。
- Ryzen 5 PRO 4650GE15,289
- Ryzen 7 5700G24,215
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 5 PRO 4650GEはZen 2(Renoir)世代の6コア12スレッドのAPUで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。内蔵GPU(Radeon Graphics)を備えます。末尾がGEの省電力モデルで、法人向けのPROモデルとして主にメーカー製の小型PCに搭載されています。Ryzen 7 5700GはZen 3(Cezanne)世代の8コア16スレッドのAPUで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。内蔵GPU(Radeon Graphics)を備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 5 PRO 4650GEの15,289に対しRyzen 7 5700Gが24,215で、約1.6倍です。6コア12スレッドから8コア16スレッドになり、Zen 2からZen 3への改良で1コアあたりの性能も上がっています。TDPが35Wから65Wに上がり、高負荷時に高いクロックを保ちやすいことも差につながります。内蔵GPUはどちらもVega世代で、グラフィック性能は大きくは変わりません。
どちらもAM4ソケットなので、マザーボードとDDR4メモリを流用できる可能性があります。ただし、5700Gに対応したBIOSへの更新が必要な場合があり、対応はマザーボードによります。メーカー製PCでは、BIOSが別のCPUへの載せ替えに対応していないことがあります。TDPは35Wから65Wに上がるため、ミニPCや省スペースPC(ThinkCentre TinyやHP EliteDesk Miniなど)では、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。取り付け穴は同じAM4でも、35W向けの小型クーラーでは冷却が足りないことがあるため、5700Gに付属するクーラーか、それ以上の冷却力があるクーラーを使ってください。どちらもPCIe 3.0までの対応です。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
通常サイズのAM4マザーボードで4650GEを使っていて、グラフィックボードなしのままコア数と処理性能を増やしたい人に向いています。小型PCを使っている場合は、本体ごとの買い替えも含めて比較してください。費用を抑えるなら、6コアのRyzen 5 5600Gも候補です。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 5 PRO 4650GE | Ryzen 7 5700G |
|---|---|---|
| 総合スコア | 15,289 | 24,215 |
| シングルスレッド | 2,608 | 3,282 |
| コア / スレッド | 6C / 12T | 8C / 16T |
| 基本クロック | 3.30 GHz | 3.80 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2020年前後 | 2021年前後 |
| 参考価格 | - | $195.42(約31,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 5 PRO 4650GE | Ryzen 7 5700G | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 7 5700Gが24,215、Ryzen 5 PRO 4650GEが15,289で、約58%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 7 5700Gが3,282、Ryzen 5 PRO 4650GEが2,608です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 5 PRO 4650GEが35W、Ryzen 7 5700Gが65Wです。Ryzen 5 PRO 4650GEの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 5 PRO 4650GEとRyzen 7 5700Gはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 7 5700Gが約58%高いスコアです(24,215 vs 15,289)。シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Gが約26%リードしています。
Q.Ryzen 5 PRO 4650GEとRyzen 7 5700Gの発売時期は?
A.Ryzen 5 PRO 4650GEは2020年頃、Ryzen 7 5700Gは2021年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 7 5700G(シングルスコア3,282)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。