Ryzen 5 PRO 4650GE vs Ryzen 5 5600G 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 5 5600Gが約28%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 5 5600Gが約22%リードしています。
- Ryzen 5 PRO 4650GE15,289
- Ryzen 5 5600G19,620
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 5 PRO 4650GEはZen 2(Renoir)世代の6コア12スレッドのAPUで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。内蔵GPU(Radeon Graphics)を備えます。末尾がGEの省電力モデルで、法人向けのPROモデルとして主にメーカー製の小型PCに搭載されています。Ryzen 5 5600GはZen 3(Cezanne)世代の6コア12スレッドのAPUで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。内蔵GPU(Radeon Graphics)を備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 5 PRO 4650GEの15,289に対しRyzen 5 5600Gが19,620で、約1.3倍です。コア数とスレッド数は同じ6コア12スレッドで、Zen 2からZen 3への改良による1コアあたりの性能向上と、TDPが35Wから65Wに上がることが差になります。内蔵GPUはどちらもVega世代で、グラフィック性能は大きくは変わりません。
どちらもAM4ソケットなので、マザーボードとDDR4メモリを流用できる可能性があります。ただし、5600Gに対応したBIOSへの更新が必要な場合があり、対応はマザーボードによります。メーカー製PCでは、BIOSが別のCPUへの載せ替えに対応していないことがあります。TDPは35Wから65Wに上がるため、ミニPCや省スペースPC(ThinkCentre TinyやHP EliteDesk Miniなど)では、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。取り付け穴は同じAM4でも、35W向けの小型クーラーでは冷却が足りないことがあるため、5600Gに付属するクーラーを使うのが無難です。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
通常サイズのAM4マザーボードで4650GEを使っていて、少しでも処理性能を上げたい人に向いています。伸びは約1.3倍にとどまるので、今の性能に大きな不満がなければ急いで替える必要はありません。コア数も増やしたいなら、8コアのRyzen 7 5700Gも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 5 PRO 4650GE | Ryzen 5 5600G |
|---|---|---|
| 総合スコア | 15,289 | 19,620 |
| シングルスレッド | 2,608 | 3,178 |
| コア / スレッド | 6C / 12T | 6C / 12T |
| 基本クロック | 3.30 GHz | 3.90 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2020年前後 | 2021年前後 |
| 参考価格 | - | $199.99(約32,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 5 PRO 4650GE | Ryzen 5 5600G | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 5 5600Gが19,620、Ryzen 5 PRO 4650GEが15,289で、約28%の差があります。重い処理では差を感じる場面がありますが、日常用途では大きな違いにはなりにくいレベルです。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 5 5600Gが3,178、Ryzen 5 PRO 4650GEが2,608です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 5 PRO 4650GEが35W、Ryzen 5 5600Gが65Wです。Ryzen 5 PRO 4650GEの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 5 PRO 4650GEとRyzen 5 5600Gはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 5 5600Gが約28%高いスコアです(19,620 vs 15,289)。シングルスレッド性能ではRyzen 5 5600Gが約22%リードしています。
Q.Ryzen 5 PRO 4650GEとRyzen 5 5600Gの発売時期は?
A.Ryzen 5 PRO 4650GEは2020年頃、Ryzen 5 5600Gは2021年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 5 5600G(シングルスコア3,178)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。