Core i7-11700T vs Core i7-14700F 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i7-14700Fが約171%リード、シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約49%リードしています。
- Core i7-11700T15,196
- Core i7-14700F41,256
どっちを選ぶ?比較解説
Core i7-11700TはRocket Lake世代(第11世代)の8コア16スレッドで、ベースクロックは1.40GHz、LGA1200ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。2021年に発売された末尾がTの省電力モデルで、内蔵GPUはIntel UHD Graphics 750です。Core i7-14700FはRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア12基の20コア28スレッドです。ベースクロックは2.10GHz、LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。2024年の発売で、TDPは65Wです。末尾がFのモデルで、内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i7-11700Tの15,196に対しCore i7-14700Fが41,256で、約2.7倍です。8コア16スレッドから20コア28スレッドになり、コア数もスレッド数も大きく増えます。1コアあたりの性能も上がっているため、動画のエンコードや3Dレンダリングなど、コアを使い切る作業で待ち時間が大きく減ります。TDPの表記は35Wから65Wに上がり、高負荷時はこれを上回る電力を使います。
11700Tは、メーカー製の小型PCや省スペースPCに多く使われています。その場合、マザーボードや電源、ケースが専用設計のことが多く、部品単位での交換は難しいため、PCごとの買い替えとして考えてください。小型PCのSO-DIMMメモリは、デスクトップ用のマザーボードでは使えません。自作PCや通常サイズのPCで使っている場合は、LGA1200からLGA1700へソケットが変わるため、マザーボードの買い替えが必要です。11700TはDDR4なので、DDR4対応のLGA1700マザーボードを選べば、デスクトップ用のDDR4メモリを流用できる場合があります。14700FのTDPは65Wですが、高負荷時の消費電力はそれを大きく上回るため、冷却力のあるLGA1700対応のCPUクーラーと、余裕のある電源を用意してください。Core i7-11700Tは内蔵GPUを備えるため、グラフィックボードなしでも画面を出せました。一方、Core i7-14700Fは内蔵GPUがなく、グラフィックボードが必須になります。グラフィックボードを使わない場合は、内蔵GPUを備えるCore i7-14700を選んでください。11700TはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
35Wの省電力CPUから、作業性能を大きく引き上げたい人向けの候補です。費用や消費電力を抑えるなら、10コアのCore i5-14400Fも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i7-11700T | Core i7-14700F |
|---|---|---|
| 総合スコア | 15,196 | 41,256 |
| シングルスレッド | 2,847 | 4,254 |
| コア / スレッド | 8C / 16T | 20C / 28T |
| 基本クロック | 1.40 GHz | 2.10 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA1200 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2021年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $310.46(約49,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Core i7-11700T | Core i7-14700F | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i7-14700Fが41,256、Core i7-11700Tが15,196で、約171%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i7-14700Fが4,254、Core i7-11700Tが2,847です。
消費電力の目安となるTDPはCore i7-11700Tが35W、Core i7-14700Fが65Wです。Core i7-11700Tの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Core i7-11700TとCore i7-14700Fはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i7-14700Fが約171%高いスコアです(41,256 vs 15,196)。シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約49%リードしています。
Q.Core i7-11700TとCore i7-14700Fの発売時期は?
A.Core i7-11700Tは2021年頃、Core i7-14700Fは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i7-14700F(シングルスコア4,254)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。