Core i9-9920X vs Core i7-14700F 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i7-14700Fが約66%リード、シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約62%リードしています。
- Core i9-9920X24,848
- Core i7-14700F41,256
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-9920XはSkylake-X Refresh世代(第9世代Core Xシリーズ)の12コア24スレッドで、ベースクロックは3.50GHz、ハイエンド向けのLGA2066ソケットを使い、DDR4メモリのクアッドチャネルと44本のPCIeレーンに対応します。2018年の発売で、TDPは165Wです。倍率ロックフリーのモデルで、AVX-512に対応しますが、内蔵GPUはありません。Core i7-14700FはRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア12基の20コア28スレッドです。ベースクロックは2.10GHz、LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。2024年の発売で、TDPは65Wです。末尾がFのモデルで、内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-9920Xの24,848に対しCore i7-14700Fが41,256で、約1.7倍です。12コア24スレッドから20コア28スレッドになり、スレッド数も増えたうえ、1コアあたりの性能が大きく上がっているため、全体で大きく上回ります。TDPの表記は165Wから65Wに下がり、性能あたりの消費電力も大きく改善します。動画編集やレンダリングの待ち時間が短くなり、ゲームでもCPUがボトルネックになりにくくなります。
ソケットがLGA2066からLGA1700に変わるため、X299のマザーボードの買い替えが必要です。DDR4対応のLGA1700マザーボードを選べば、9920Xで使っていたDDR4メモリを流用できる可能性があります。ただしクアッドチャネルからデュアルチャネルになるため、容量やキットの枚数は確認してください。CPUから出るPCIeレーン数も44本から20本ほどに減るので、グラフィックボードを複数枚使う構成や、NVMe SSDや拡張カードを多く使う構成では事前に確認してください。CPUクーラーはLGA1700対応のものが必要で、Core i7-14700Fにはクーラーが付属します。基本消費電力は65Wですが、ターボ時の電力は大きく上がるため、高負荷が続く用途ではより冷却力のあるクーラーと余裕のある電源を用意すると安心です。どちらも内蔵GPUがないため、グラフィックボードが必要な点は今と同じです。i9-9920XはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
DDR4メモリとグラフィックボードを活かし、消費電力を抑えながらHEDTの12コアを上回る性能にしたい人に向いています。新しいプラットフォームで長く使いたいなら、Core Ultra 9 285Kも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-9920X | Core i7-14700F |
|---|---|---|
| 総合スコア | 24,848 | 41,256 |
| シングルスレッド | 2,619 | 4,254 |
| コア / スレッド | 12C / 24T | 20C / 28T |
| 基本クロック | 3.50 GHz | 2.10 GHz |
| TDP | 165 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA2066 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2018年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | $191(約30,000円) | $310.46(約49,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-9920X | Core i7-14700F | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i7-14700Fが41,256、Core i9-9920Xが24,848で、約66%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i7-14700Fが4,254、Core i9-9920Xが2,619です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-9920Xが165W、Core i7-14700Fが65Wです。Core i7-14700Fの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Core i9-9920XとCore i7-14700Fはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i7-14700Fが約66%高いスコアです(41,256 vs 24,848)。シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約62%リードしています。
Q.Core i9-9920XとCore i7-14700Fの発売時期は?
A.Core i9-9920Xは2018年頃、Core i7-14700Fは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i7-14700F(シングルスコア4,254)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。