Ryzen 5 PRO 3600 vs Ryzen 7 5700X 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 7 5700Xが約54%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Xが約35%リードしています。
- Ryzen 5 PRO 360017,213
- Ryzen 7 5700X26,542
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 5 PRO 3600はビジネス向けのPROシリーズに属するZen 2世代(Matisse)の6コア12スレッドで、ベースクロックは3.60GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。2019年の発売で、内蔵GPUはありません。Ryzen 7 5700XはZen 3世代の8コア16スレッドで、ベースクロックは3.40GHz、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。2022年の発売で、内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 5 PRO 3600の17,213に対しRyzen 7 5700Xが26,542で、約1.5倍です。コア数が6から8に、スレッド数が12から16に増え、Zen 3で1コアあたりの性能も上がっています。Zen 3では8コアが1つのCCXにまとまり、L3キャッシュを全コアで共有するため、ゲームのようにレイテンシに敏感な処理で伸びやすく、動画エンコードや配信しながらのプレイにも余裕が出ます。
同じAM4なので、マザーボードを交換せずに載せ替えられる可能性があり、DDR4メモリもそのまま使えます。ただしRyzen 5000シリーズに対応したBIOSが必要です。BIOSの更新は、マザーボードメーカーのCPU対応表と各バージョンの更新手順に従ってください。途中のバージョンを経由する必要があるボードや、更新後に以前のBIOSへ戻せないボードもあるため、更新前に手順を確認しておきましょう。ボードによっては、新しいBIOSでPRO 3600への対応が外れ、更新後にPRO 3600で起動できなくなる場合があります。B450やX470の多くは対応済みですが、300シリーズのボードは対応状況がメーカーやモデルによって異なるので、事前に確認してください。PRO 3600はメーカー製PCに使われていることが多く、その場合はBIOSが対応していないことや、電源や冷却が65W前提になっていることがあります。TDPはどちらも65Wで、消費電力や発熱の面で大きな負担増はありませんが、5700XにはCPUクーラーが付属しないため、手持ちのクーラーを使うか、別途用意してください。どちらも内蔵GPUを持たないので、グラフィックボードは引き続き必要です。どちらもPCIe 4.0に対応します(B550やX570のマザーボードの場合)。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
マザーボードとメモリを買い替えずに性能を引き上げたい人にとって、費用対効果の高い選択肢です。マルチスレッド性能を大きく伸ばしたいなら、16コアのRyzen 9 5900XTも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 5 PRO 3600 | Ryzen 7 5700X |
|---|---|---|
| 総合スコア | 17,213 | 26,542 |
| シングルスレッド | 2,510 | 3,385 |
| コア / スレッド | 6C / 12T | 8C / 16T |
| 基本クロック | 3.60 GHz | 3.40 GHz |
| TDP | 65 W | 65 W |
| ソケット | AM4 | AM4 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2022年前後 |
| 参考価格 | - | $158.56(約25,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 5 PRO 3600 | Ryzen 7 5700X | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 7 5700Xが26,542、Ryzen 5 PRO 3600が17,213で、約54%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 7 5700Xが3,385、Ryzen 5 PRO 3600が2,510です。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 5 PRO 3600とRyzen 7 5700Xはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 7 5700Xが約54%高いスコアです(26,542 vs 17,213)。シングルスレッド性能ではRyzen 7 5700Xが約35%リードしています。
Q.Ryzen 5 PRO 3600とRyzen 7 5700Xの発売時期は?
A.Ryzen 5 PRO 3600は2019年頃、Ryzen 7 5700Xは2022年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 7 5700X(シングルスコア3,385)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。