Core i9-9900T vs Core i7-14700 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i7-14700が約208%リード、シングルスレッド性能ではCore i7-14700が約73%リードしています。
- Core i9-9900T13,044
- Core i7-1470040,192
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-9900TはCoffee Lake Refresh世代(第9世代)の8コア16スレッドで、ベースクロックは2.10GHz、LGA1151ソケット(300シリーズチップセット)とDDR4メモリを使い、TDPは35Wです。2019年に発売された末尾がTの省電力モデルで、内蔵GPUはIntel UHD Graphics 630です。Core i7-14700はRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア12基の20コア28スレッドです。ベースクロックは2.10GHz、LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。2024年の発売で、TDPは65W、内蔵GPUのUHD Graphics 770を備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-9900Tの13,044に対しCore i7-14700が40,192で、約3.1倍です。8コア16スレッドから20コア28スレッドになり、コア数は2.5倍、スレッド数は1.75倍に増えます。Eコアが加わることで、マルチスレッドの作業が大きく速くなります。TDPが35Wから65Wに上がって高いクロックを保ちやすくなるため、高負荷が続く作業ほど差が出ます。
i9-9900Tを搭載したPCは、メーカー製の小型PCや省スペースPCに使われていることが多く、マザーボードや電源、ケースが専用設計のことが多いため、部品単位での交換は難しく、PCごとの買い替えとして考えてください。自作PCや通常サイズのPCで使っている場合も、ソケットがLGA1151からLGA1700に変わるため、マザーボードが必要です。DDR4メモリを使っている場合は、DDR4対応のLGA1700マザーボードを選べば流用できる可能性があります。ただし小型PCではノートPC用のSO-DIMMメモリが使われていることが多く、その場合は通常のデスクトップ用マザーボードには挿せません。CPUクーラーはLGA1700対応のものが必要で、Core i7-14700にはCPUクーラーが付属しますが、高負荷が続く用途では、より冷却力のあるクーラーを用意すると安心です。TDPは35Wから65Wに上がるので、ミニPCや省スペースPCでは、クーラーや電源アダプターが35W前提で、65WのCPUに載せ替えられないことがあります。高負荷時の消費電力は表記のTDPを上回るため、冷却力のあるクーラーと余裕のある電源も用意してください。i9-9900TはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。どちらも内蔵GPUを備えるので、グラボなしでも画面を出せます。
35Wの省電力CPUの枠を外して、通常サイズのPCで動画編集や配信などの重い作業の性能を大きく引き上げたい人に向いています。グラフィックボードを使う前提でさらに上を求めるなら、24コアのCore i9-14900Fも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-9900T | Core i7-14700 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 13,044 | 40,192 |
| シングルスレッド | 2,453 | 4,232 |
| コア / スレッド | 8C / 16T | 20C / 28T |
| 基本クロック | 2.10 GHz | 2.10 GHz |
| TDP | 35 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA1151-2 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $378.59(約60,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-9900T | Core i7-14700 | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i7-14700が40,192、Core i9-9900Tが13,044で、約208%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i7-14700が4,232、Core i9-9900Tが2,453です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-9900Tが35W、Core i7-14700が65Wです。Core i9-9900Tの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Core i9-9900TとCore i7-14700はどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i7-14700が約208%高いスコアです(40,192 vs 13,044)。シングルスレッド性能ではCore i7-14700が約73%リードしています。
Q.Core i9-9900TとCore i7-14700の発売時期は?
A.Core i9-9900Tは2019年頃、Core i7-14700は2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i7-14700(シングルスコア4,232)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。