Ryzen 7 4700G vs Ryzen 7 9800X3D 性能比較
マルチスレッド性能ではRyzen 7 9800X3Dが約99%リード、シングルスレッド性能ではRyzen 7 9800X3Dが約62%リードしています。
- Ryzen 7 4700G20,091
- Ryzen 7 9800X3D39,917
どっちを選ぶ?比較解説
Ryzen 7 4700GはZen 2(Renoir)世代の8コア16スレッドのAPUで、AM4ソケットとDDR4メモリを使い、TDPは65Wです。内蔵GPU(Radeon Graphics、Vega 8相当)を備え、主にメーカー製PC向けに出荷されたモデルです。Ryzen 7 9800X3DはZen 5(Granite Ridge)世代の8コア16スレッドで、3D V-Cacheにより96MBのL3キャッシュを備えます。AM5ソケットとDDR5メモリを使い、TDPは120Wです。内蔵GPUは画面表示向けの小規模なものです。
CPU総合スコア(CPU Mark)はRyzen 7 4700Gの20,091に対しRyzen 7 9800X3Dが39,917で、約2.0倍です。コア数とスレッド数は同じですが、Zen 2からZen 5への改良で1コアあたりの性能が大きく上がっています。さらに大容量のL3キャッシュが効くゲームでは、スコアの差以上にフレームレートが伸びます。
ソケットがAM4からAM5に変わるため、マザーボードが必要です。メモリもDDR4からDDR5になるので新調し、手持ちのDDR4メモリは流用できません。9800X3DにはCPUクーラーが付属しないので、TDP 120Wを冷やせる社外クーラーを用意してください。AM5はAM4と取り付け穴が共通なので、冷却力が足りるAM4用クーラーなら流用できます。9800X3Dの内蔵GPUはゲーム向けの性能ではないため、4700Gの内蔵GPUで遊んでいた人はグラフィックボードが必要です。PCIeは3.0から5.0(マザーボードによる)に上がります。どちらもWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
グラフィックボードと組み合わせて、ゲーム性能を最優先で引き上げたい人に向いています。グラボなしで使い続けたいなら、内蔵GPUの強いRyzen 7 8700Gも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Ryzen 7 4700G | Ryzen 7 9800X3D |
|---|---|---|
| 総合スコア | 20,091 | 39,917 |
| シングルスレッド | 2,730 | 4,420 |
| コア / スレッド | 8C / 16T | 8C / 16T |
| 基本クロック | 3.60 GHz | 4.70 GHz |
| TDP | 65 W | 120 W |
| ソケット | AM4 | AM5 |
| 発売年 | 2020年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $444(約70,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Ryzen 7 4700G | Ryzen 7 9800X3D | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではRyzen 7 9800X3Dが39,917、Ryzen 7 4700Gが20,091で、約99%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Ryzen 7 9800X3Dが4,420、Ryzen 7 4700Gが2,730です。
消費電力の目安となるTDPはRyzen 7 4700Gが65W、Ryzen 7 9800X3Dが120Wです。Ryzen 7 4700Gの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Ryzen 7 4700GとRyzen 7 9800X3Dはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではRyzen 7 9800X3Dが約99%高いスコアです(39,917 vs 20,091)。シングルスレッド性能ではRyzen 7 9800X3Dが約62%リードしています。
Q.Ryzen 7 4700GとRyzen 7 9800X3Dの発売時期は?
A.Ryzen 7 4700Gは2020年頃、Ryzen 7 9800X3Dは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Ryzen 7 9800X3D(シングルスコア4,420)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。