Core i9-7940X vs Core Ultra 9 285K 性能比較
マルチスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約167%リード、シングルスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約105%リードしています。
- Core i9-7940X25,173
- Core Ultra 9 285K67,219
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-7940XはSkylake-X世代の14コア28スレッドで、ハイエンド向けのLGA2066ソケットを使い、DDR4メモリのクアッドチャネルに対応します。TDPは165Wで、倍率ロックフリーのモデルですが、内蔵GPUはありません。Core Ultra 9 285KはArrow Lake世代で、Pコア8基とEコア16基の24コア24スレッド(Hyper-Threadingなし)です。LGA1851ソケットとDDR5メモリを使い、TDPは125Wです。倍率ロックフリーのKモデルで、内蔵GPUも備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-7940Xの25,173に対しCore Ultra 9 285Kが67,219で、約2.7倍です。Hyper-Threadingがないためスレッド数は28から24に減りますが、コア数は14から24に増え、1コアあたりの性能も大きく向上しています。3Dレンダリングや動画のエンコードなど、7940Xを選ぶ理由になりやすい作業ほど待ち時間の短縮を実感しやすくなります。
ソケットがLGA2066からLGA1851に変わり、メモリもDDR4からDDR5になるため、X299のマザーボードとメモリの両方を買い替える必要があります。Intel 800シリーズ(Z890など)のマザーボードが対象です。クアッドチャネルからデュアルチャネルになり、CPUから出るPCIeレーン数も少なくなるので、グラフィックボードを複数枚使う構成や、NVMe SSD・拡張カードを多く使う構成では事前に確認してください。CPUクーラーはLGA1851対応のもの(LGA1700用と取り付け穴が共通)が必要で、LGA2066用のクーラーはそのままでは付きません。285KにはCPUクーラーが付属しないため、別途用意してください。高負荷時の消費電力は大きいので、電源と冷却には余裕を持たせてください。i9-7940XはAVX-512に対応していますが、285Kは対応していないため、AVX-512を使うソフトでは差が縮まることがあります。285Kは内蔵GPUを備えるので、グラフィックボードの故障時や切り分けにも役立ちます。i9-7940XはWindows 11の対応CPUではないため、OS移行の面でも更新の意味があります。
プラットフォームごと一新して、HEDTの14コアから作業性能を大きく伸ばしたい人に向いています。DDR4メモリを活かして費用を抑えたいなら、LGA1700のCore i7-14700Fも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-7940X | Core Ultra 9 285K |
|---|---|---|
| 総合スコア | 25,173 | 67,219 |
| シングルスレッド | 2,477 | 5,085 |
| コア / スレッド | 14C / 28T | 24C / 24T |
| 基本クロック | 3.10 GHz | 3.70 GHz |
| TDP | 165 W | 125 W |
| ソケット | FCLGA2066 | FCLGA1851 |
| 発売年 | 2017年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | - | $519.99(約82,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-7940X | Core Ultra 9 285K | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore Ultra 9 285Kが67,219、Core i9-7940Xが25,173で、約167%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core Ultra 9 285Kが5,085、Core i9-7940Xが2,477です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-7940Xが165W、Core Ultra 9 285Kが125Wです。Core Ultra 9 285Kの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
それぞれの詳細ページ
よくある質問
Q.Core i9-7940XとCore Ultra 9 285Kはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore Ultra 9 285Kが約167%高いスコアです(67,219 vs 25,173)。シングルスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約105%リードしています。
Q.Core i9-7940XとCore Ultra 9 285Kの発売時期は?
A.Core i9-7940Xは2017年頃、Core Ultra 9 285Kは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core Ultra 9 285K(シングルスコア5,085)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。