Core i9-9960X vs Core Ultra 9 285K 性能比較
マルチスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約128%リード、シングルスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約96%リードしています。
- Core i9-9960X29,532
- Core Ultra 9 285K67,223
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-9960XはSkylake-X世代(第9世代Core Xシリーズ)の16コア32スレッドで、ベースクロックは3.10GHz、ハイエンド向けのLGA2066ソケットを使い、DDR4メモリのクアッドチャネルに対応します。2019年の発売で、TDPは165Wです。倍率ロックフリーのモデルで、AVX-512に対応しますが、内蔵GPUはありません。Core Ultra 9 285KはArrow Lake世代で、Pコア8基とEコア16基の24コア24スレッド(Hyper-Threadingなし)です。ベースクロックは3.70GHz、LGA1851ソケットとDDR5メモリを使い、TDPは125Wです。2024年の発売で、倍率ロックフリーのKモデルです。内蔵GPUとNPUも備えます。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-9960Xの29,532に対しCore Ultra 9 285Kが67,223で、約2.3倍です。Hyper-Threadingがないためスレッド数は32から24に減りますが、コア数は16から24に増え、1コアあたりの性能も大きく上がっているため、全体の性能は大きく上回ります。動画のエンコードや3Dレンダリングなど、コアを使い切る作業で待ち時間が大きく減ります。TDPは165Wから125Wに下がります。
ソケットがLGA2066からLGA1851に変わり、メモリもDDR4からDDR5になるため、X299のマザーボードとメモリの両方を買い替える必要があります。Intel 800シリーズのマザーボードが対象です。クアッドチャネルからデュアルチャネルになり、PCIeレーン数も少なくなるので、グラフィックボードを複数枚使う構成や、拡張カードを多く使う構成では事前に確認してください。CPUクーラーはLGA1851対応のもの(LGA1700用と取り付け穴が共通)が必要で、LGA2066用のクーラーはそのままでは付きません。285KにはCPUクーラーが付属しないため、別途用意してください。高負荷時の消費電力は大きいので、電源と冷却には余裕を持たせてください。285Kも9960Xと同じく倍率ロックフリーのモデルです。i9-9960XはAVX-512に対応していますが、285Kは対応していないため、AVX-512を使うソフトでは差が縮まることがあります。i9-9960Xには内蔵GPUがなかったためグラフィックボードを使っているはずですが、285Kは内蔵GPUを備えるので、グラフィックボードの故障時や切り分けにも役立ちます。i9-9960XはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
HEDTの16コアから乗り換えて、作業性能を最優先する人向けの候補です。消費電力や費用を抑えるなら、Core Ultra 7 265も比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-9960X | Core Ultra 9 285K |
|---|---|---|
| 総合スコア | 29,532 | 67,223 |
| シングルスレッド | 2,588 | 5,085 |
| コア / スレッド | 16C / 32T | 24C / 24T |
| 基本クロック | 3.10 GHz | 3.70 GHz |
| TDP | 165 W | 125 W |
| ソケット | FCLGA2066 | FCLGA1851 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | $222.13(約35,000円) | $500.17(約79,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月9日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-9960X | Core Ultra 9 285K | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore Ultra 9 285Kが67,223、Core i9-9960Xが29,532で、約128%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core Ultra 9 285Kが5,085、Core i9-9960Xが2,588です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-9960Xが165W、Core Ultra 9 285Kが125Wです。Core Ultra 9 285Kの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Core i9-9960XとCore Ultra 9 285Kはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore Ultra 9 285Kが約128%高いスコアです(67,223 vs 29,532)。シングルスレッド性能ではCore Ultra 9 285Kが約96%リードしています。
Q.Core i9-9960XとCore Ultra 9 285Kの発売時期は?
A.Core i9-9960Xは2019年頃、Core Ultra 9 285Kは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core Ultra 9 285K(シングルスコア5,085)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。