Core i9-10920X vs Core i7-14700F 性能比較
マルチスレッド性能ではCore i7-14700Fが約60%リード、シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約57%リードしています。
- Core i9-10920X25,720
- Core i7-14700F41,275
どっちを選ぶ?比較解説
Core i9-10920XはCascade Lake-X世代の12コア24スレッドで、ハイエンド向けのLGA2066ソケット(X299チップセット)を使い、DDR4メモリのクアッドチャネルに対応します。TDPは165Wで、倍率ロックフリーのモデルですが、内蔵GPUはありません。Core i7-14700FはRaptor Lake Refresh世代で、Pコア8基とEコア12基の20コア28スレッドです。LGA1700ソケットを使い、メモリはDDR4とDDR5のどちらかに対応(マザーボードによる)します。TDPは65Wで、Fモデルのため内蔵GPUはありません。
CPU総合スコア(CPU Mark)はCore i9-10920Xの25,720に対しCore i7-14700Fが41,275で、約1.6倍です。Pコアは8基と10920Xより少ないものの、Eコア12基が加わってコア数は12から20に、スレッド数は24から28に増えます。1コアあたりの性能も大きく上がっているため、動画のエンコードや3Dレンダリングに加えて、ゲームのような1コアの速さが効く用途でも差が出ます。
ソケットがLGA2066からLGA1700に変わるため、X299のマザーボードから買い替えが必要です。DDR4対応のLGA1700マザーボードなら、手持ちのDDR4メモリを流用できる可能性がありますが、クアッドチャネルからデュアルチャネルになるため、メモリの帯域は低くなり、挿せる枚数も減ります。CPUから出るPCIeレーン数も48本から大きく減るので、グラフィックボードを複数枚使う構成や、NVMe SSD・拡張カードを多くつなぐ構成では事前に確認してください。CPUクーラーはLGA1700対応のものが必要で、LGA2066用のクーラーはそのままでは付きません。Core i7-14700FにはCPUクーラーが付属しますが、高負荷が続く用途では、より冷却力のあるクーラーを用意すると安心です。14700Fは倍率ロックのモデルなので、オーバークロックは使えません。i9-10920XはAVX-512に対応していますが、14700Fは対応していません。どちらも内蔵GPUを持たないので、グラフィックボードは引き続き必要です。第13・14世代で報告された動作不安定化への対策として、マザーボードのBIOSは最新版に更新して使うことをおすすめします。i9-10920XはWindows 11の対応CPUなので、OS移行のための更新ではありません。
HEDTの拡張性をそれほど使っておらず、DDR4メモリを活かしながら処理性能を伸ばしたい人に向いています。プラットフォームごと一新して性能をさらに優先するなら、Core Ultra 9 285Kも比較してください。
スペック比較表
| 項目 | Core i9-10920X | Core i7-14700F |
|---|---|---|
| 総合スコア | 25,720 | 41,275 |
| シングルスレッド | 2,705 | 4,256 |
| コア / スレッド | 12C / 24T | 20C / 28T |
| 基本クロック | 3.50 GHz | 2.10 GHz |
| TDP | 165 W | 65 W |
| ソケット | FCLGA2066 | FCLGA1700 |
| 発売年 | 2019年前後 | 2024年前後 |
| 参考価格 | $263.27(約42,000円) | $320.24(約51,000円) |
※参考価格の円換算は1ドル=158円で換算(2026年10月2日時点)
用途別の適性比較
| Core i9-10920X | Core i7-14700F | |
|---|---|---|
| 事務・ネット | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ゲーム | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 動画編集・制作 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| プログラミング | ★★★★★ | ★★★★★ |
※ベンチマークスコアをもとにした当サイト独自の目安です。
比較のポイント
総合性能(マルチスレッド)ではCore i7-14700Fが41,275、Core i9-10920Xが25,720で、約60%の差があります。体感でも明確な差を感じるレベルです。動画編集やエンコードなど重い処理では大きな違いになります。
アプリの起動速度やゲームのフレームレートに影響しやすいシングルスレッド性能は、Core i7-14700Fが4,256、Core i9-10920Xが2,705です。
消費電力の目安となるTDPはCore i9-10920Xが165W、Core i7-14700Fが65Wです。Core i7-14700Fの方が省電力で、電源や冷却の要件も緩くなります。
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よくある質問
Q.Core i9-10920XとCore i7-14700Fはどちらが速いですか?
A.マルチスレッド性能(ベンチマーク総合スコア)ではCore i7-14700Fが約60%高いスコアです(41,275 vs 25,720)。シングルスレッド性能ではCore i7-14700Fが約57%リードしています。
Q.Core i9-10920XとCore i7-14700Fの発売時期は?
A.Core i9-10920Xは2019年頃、Core i7-14700Fは2024年頃の発売です。
Q.ゲーム用途ではどちらがおすすめですか?
A.ゲームではシングルスレッド性能が重要になる場面が多く、Core i7-14700F(シングルスコア4,256)がやや有利です。ただし実際のフレームレートはGPUの影響を強く受けるため、大きな差にならないことも多いです。